社会保険労務士は難易度が高くても志望する価値がある資格

社会保険労務士は難易度の高い資格ですが、「士業」のカテゴリに混ぜると、それほど目立たなくなります。会計士や弁護士といった、難関中の難関の資格が並んでいますからね。

しかし社会保険労務士の難易度は、ハードですがわずか1年以内に突破することが可能なくらいのレベルですね。その点を重視するなら、むしろ狙いやすい資格となります。この資格は、同じ士業系の資格とよく比較されるのですが、最近は税理士と比較されることが増えている模様です。では税理士と社会保険労務士だったら、どちらのほうが、難易度が厳しいでしょうか? 

社会保険労務士と税理士はなぜ比較される?

社会保険労務士と税理士は、「社保や労働法」「税法」と、フィールドがだいぶ違いますが、それにもかかわらずよく比較されるようになってきたのは次のような共通点があるからでしょう。
・士業の中でも、特に社会におけるニーズが高い
・したがって、将来性がまだ見込める
・「勤務型」「開業型」の働き方を選択できる
・「開業型」を選んでも、「顧問報酬」を受け取れるため、運営を安定させやすい
これらの共通点は、いずれも、社会保険労務士・税理士ともに「資格を得たら、食べていきやすそう」だという事実を如実に示してくれますね。

社会保険労務士と税理士、これからなりたいと思ったら? 難易度は?

しかし試験に受かるまでの道のりはだいぶ違います。担当範囲が全く違う以上、道のりが異なるのは当たり前ですが、試験の難易度で言うなら、税理士は社会保険労務士と比べ物にならないほど高いです。
税理士の試験は社会保険労務士と違って、1種類ではありません。しかも全部で11もある科目の中から、少なくとも5科目をクリアしていかないといけないのです。試験の難易度もさることながら、1科目ずつとっていくと時間がかかりますね(費用も当然かさみます)。
その点社会保険労務士は、1回受かればそれだけでじゅうぶんです。税理士試験の合格率は、科目単位でみるなら10%以上になることが多く、その点では社会保険労務士試験よりも難易度が低くなりますが、最低でも2年以上の時間を必要とします(実際には何年もかかっているケースが多いのです)。

税理士は総合的に見て、社会保険労務士より数倍比難易度が上だということになります。勉強する際の手間暇を考えても、社会保険労務士のほうが楽でしょう。