社会保険労務士は難易度が高くても志望する価値がある資格

社会保険労務士の難易度を端的に示してくれるのが、毎年の試験の合格率です。
難易度の指標というわけで、社会保険労務士の最近の合格率を整理しましょう。

年度 受験者数 合格者数 合格率
平成14年 46713名 4337名 9.3%
平成15年 51689名 4770名 9.2%
平成16年 51493名 4850名 9.4%
平成17年 48120名 4286名 8.9%
平成18年 46016名 3925名 8.5%
平成19年 45221名 4801名 10.6%
平成20年 47568名 3574名 7.5%
平成21年 52983名 4019名 7.9%
平成22年 55445名 4790名 8.6%
平成23年 53392名 3845名 7.2%

最新の10年間の社会保険労務士の難易度(合格率)の表を見ても、確かに難易度が低いとはいえませんね。

難易度が高い社会保険労務士の合格率は低めの数値で推移しています

実は、平成19年度を除外すると、最後に10パーセントを超えていたのは、なんと今から20年以上前のことです。
この表にはありませんが、21世紀になる前、1990年代後半にも合格率が7パーセント台で推移してばかりだった時期がありました。世紀が変わってから若干また上がって8~10パーセントの間で推移していました。

しかし平成19年の10.6パーセントを皮切りにまた下がって7~8パーセント台ですね。
この3年くらいは、受験者がまた50000人を超えていますし、人気の資格として世に定着しているようです。
どれくらいの点数を取れば合格、といった決まりが公表されているわけでもありません
(ただし、科目ごとに足切り制度がありますから、全科目でバランスよく点を稼がないといけません)。
相対的な評価によって合格か不合格かが決まるような性質もある試験となっているため、社会保険労務士の難易度はさらに酷になっているともいえます。

社会保険労務士の合格率が下がり、難易度が上がった背景を探ると?

社会保険労務士は今でもどんな職業なのか知らない人が多いですが、昔はもっと多かったものです。
20年くらい前からその状況が変わり、社会保険制度の激変の中で注目され、人気の資格になってきました。
難易度と合格率の変化はその時期にみられます。規制緩和の影響もあって、10年前から(受験者が増え、受験者のレベルが上がっているにもかかわらず)合格率は少し上がり、難易度は控え目にされましたが、この数年でまた社会保険労務士の合格率は下がり、難易度は上がっています。
しかし将来はもっと社会保険労務士の難易度は上がるかもしれませんし、今くらいの合格率の間に的確な勉強法を実践して受かってしまったほうが賢明です。